凹んでいる時に、いつも助けてくれる年長の人から、この本をいただいた。

読み進めて、仕事を持つ女性として、あるあるある〜と大きく頷いてしまった。
そして、とても考えるところ、得るところが多かった。
久し振りに、いい本に出合えたと思った。

著者は、テレビ関係の仕事をしている方で、仕事上色々な苦労を経ている人物だ。テレビ業界に係わらず、どんな仕事においても、性差による苦労は多いけれども、そんな中、女として、どうやってこの世間という荒野を渡っていけばよいのか、そんな指南書である。
それを「女の武士道」と銘打っているのであるが、上手いことを考えたものである。
刀を一本差し、荒野を一人行くサムライ。女をそれに例えているのであるが、何ゆえかは、是非とも読んで頂きたい。

読んでいけばわかるのであるが、著者は尋ねる。女を理由に言い訳をしていないか?女の武器と言うものを、はき違えていないか?思い当たるところが多いだけに、胸に来る言葉が連なっている。

しかし、決して説教臭くない。
それは、言っていることが、絵空事ではなく、全くもってこの著者の経験によるものだからであろう。
つまり、若いねえちゃんではなく、ある程度の歳を経て、苦労してきた女性の言は、説得力があり、そして重い、けど、ウザったくない。これは文体にも因るのだろうが、とても読みやすく、スッと胸に入ってくる。

よくあるサクセス本、ハウツー本、性格改善の本、自己啓発の本ではない。しゃらくせぇや、という感はない(と思う)ので、仕事上(だけではなく、恋愛でもなんでも)で行き詰っている女性にお勧めする。

るるちゃん。
あなたには、是非読んでいただきたい。

『女の武士道』
山田 あかね PHP研究所 ¥480

コメント

るる♪
るる♪
2007年1月26日14:48

>よくあるサクセス本、ハウツー本、性格改善の本、自己啓発の本ではない

もう、この文章で、この本買うことに決めたよ。

ありがと。迷える子羊(笑)に光は見えるだろうか・・。

ルリコ
ルリコ
2007年1月26日19:10

著者も書いているけど、あくまでも「提案」なんですよ。

読むとわかるけど、仕事にせよ色恋にせよ、艱難辛苦を経ている方の言葉なので、きっとるる♪ちゃんにも参考になると思ったのです。

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